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つばめグリルに学ぶ!ロイヤルカスタマーを集め続けるブランディング経営の秘訣

こんにちは。草間です。

今回は書いている自分が食べたくて食べたくて仕方がない内容。
でもグルメレポートではありません。

ご存知でしょうか?
食べたことがあるでしょうか?

つばめグリルが提供する、ハンバーグじゃなくて「ハンブルグステーキ」
「ハンブルグステーキ」ですよ!
なんて素敵なネーミングなんでしょう。

2016-10-17-235528

※引用:http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/cambria/vod/post_116666/

「アルミホイールをやぶるワクワク感」

「一気に拡がる美味しそうな香り」

ウェブサイトではこの「ハンブルグステーキ」の美味しそうなぐつぐつ音まで楽しめます。
そんなつばめグリルを展開する株式会社つばめの経営を、ブランディング的視点で見てみましょう。

株式会社つばめ
創業:86年
年商:57億
従業員数:205人
店舗数:24店舗
※2016年8月時点

ブランドビジョン

つばめグリルが明確に掲げているかどうかはわかりませんが、つばめグリルのブランドビジョンを言い表すと下記のようなになるでしょう。

お客様のうまいに正直に向き合う

このブランドビジョンに対して、率直に向き合いながら経営しているのが、つばめグリルの強さ。

ロングリピーター、ロイヤルカスタマーに愛され続ける理由は「味」。

多いときには1日8,000食も出るというハンブルグステーキ。
どうしてこんなに愛され続けるのかは、このブランドビジョンに基づいた戦術を見ていくとわかります。

ブランドビジョンに基づく戦術

ブランドは信頼とも言われます。
そして資産とも言われます。
信頼が溜まっていくことにより、資産となり、比較されなくなり、オンリー1の選ばれるブランドになっていくのです。

それではそのつばめ流、ブランドビジョンに基づく戦術を見ていきましょう。

手間を惜しまない

つばめグリルでは、ハンブルグステーキの肉を、どんなに忙しくても4時間以内に提供できる分しか挽きません。
なぜなら、理由は単純。

肉が細かくなる
 ↓
空気に触れる
 ↓
劣化が早くなる
 ↓
鮮度が落ちる

ですから、4時間以内に提供できる分しか挽かないのです。

決して店側の都合では考えません。
実直に「お客様のうまいに正直に向き合う」からこそ、手間を惜しまないのです。

客にうそをつかない

つばめグリルでは、挽いた肉の時間や量もお客様に公開します。
これも「お客様のうまいに正直に向き合う」から。

挽いた肉の時間や量

※引用:http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/cambria/vod/post_116666/

都心にあるセントラルキッチン

セントラルキッチンは郊外に拠点をおくのが通常ですが、つばめグリルはあえて都心にセントラルキッチンを構えています。
なぜか?
それはシンプルにつくりたてを提供したいから。

だからセントラルキッチンでは1日につかいきるだけしか作らず、毎日配送しています。
そして、セントラルキッチンから1時間圏内に全店舗を構えています。

多店舗展開が目的ではありません。
「お客様のうまいに正直に向き合う」と、つくりたてが一番美味しい。
だったらセントラルキッチンを中心に、その範囲内で店舗を増やす。

シンプルな戦略ですが、実にブランドビジョンに直結した戦略です。

ソーセージ、ベーコンも自家製

一番美味しい状態でお客様に提供するには、自家製で管理するのが一番。

だからつばめグリルではソーセージもベーコンも自家製です。
使う分だけしか作らない。
つくりたての一番美味しい状態のソーセージをを常に提供しているのです。

ベーコンも自家製です。
市販のベーコンにはない、アクセント、香り、うま味を醸し出すつばめグリルのベーコン。
ベーコンは、塩漬け5日、燻製1日、熟成1ヶ月かかります。
そんなベーコンを一番美味しい状態でお客様にご提供するためには、やっぱり自家製で、美味しさまでも管理するのですね。

マヨネーズまでてづくり

なんとなんと、つばめグリルでは、マヨネーズまでもが自家製です。
マヨネーズは、鮮度が美味しさに直結します。
だからつくりおきしない、毎日てづくり。
さすが過ぎてもう脱帽。

全てはお客様に最高の状態で料理を出すため。
この考えからは一切ブレがありません。

つばめグリルのブランド要素

ブランド要素とはブランドを構成する最小要素。
ロゴや色、キャッチコピーやパッケージ、キャラクターなどのことです。
つばめグリルのブランド要素をそれぞれ見ていきましょう。

ネーミング

アルミホイールに包まれたデミグラスソースハンバーグ、というサブカテゴリーを築き上げ、ネーミングもハンバーグではなく、「ハンブルグステーキ」
独自のラベルをつけて認知を上げています。

キャッチコピー

挽きたて、合わせたて、焼きたて

このキャッチコピーに全く相違はありませんね。
キャッチコピーであり、ブランドプロミス(お客様に対してブランドが約束すること)でもあります。

ロゴマーク・ロゴタイプ

つばめグリルロゴマーク

業態とイメージをそのままロゴとしてシンプルに表しています。
実直で、シンプルで、且つ、印象的。
草間個人的にも好きなロゴマークです。

音もブランド要素の1つです。
つばめグリルはこのグツグツ音でしょう。
公式サイトに飛び、左上のSOUNDマークをONにすれば聞けます。
つばめグリル公式サイトへ

つばめグリルサイトキャプチャ

 

におい

アルミホイールをやぶるワクワク感。
その後にくる、デミグラスソースのにおい。

においはウェブ上ではお届けできませんが、画像や動画を見れば、それだけでもう良いにおいな気がしてきます。

まとめ。守り続けるブランドマネージメント

つばめグリルのブランディングはいかがでしたでしょうか?

つばめグリルでは、毎朝その日に出される全てのメニューを試食するそうです。
毎日素材の状態が違うから、味のばらつきを抑えるためにも当然やる。
必ず毎日やる。

毎日やるからこそ、ベテランから若手シェフへの味とスキルの継承にもつながります。
まさしく、ブランドを守り続けるためのブランドマネージメントですね。

美味しさのために手間暇をおしまない、つばめグリル。
長続きの源は、時代を超えていく「正直経営」

お手本にしたい、ブランドビジョンに基づいた非常に強い経営をされているつばめグリルの紹介でした。

 

PS:
草間が実際にハンブルグステーキ食べてきた動画。
ハンブルグステーキ。ステキ。→社長の肉テロインスタへ

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